こんにちは、ななです!
前回の記事で、1個合格して150円という、超低賃金のフラワーアレンジメントの社内内職にどっぷりハマっていたお話をしました。
いつしか私は、周囲に「お花のバイトをしているんだ」と少し誇らしげに伝えるようになっていました。
1日中みっちり働いても、手元に残るのはたったの500円程度、なんて日もザラにありました。
普通なら割に合わなすぎてすぐに辞めてしまうような環境です。でも、当時の私の中では「お金をもらいながら、毎日フラワーアレンジメントの教室に通わせてもらっているんだ」という感覚でした。そうやって必死に、自分の行動をポジティブに意味づけしていたのだと思います。
作業場は、ご近所のお友達3人と一緒に通っていた、薄暗い廃墟のようなアパートの2階。
そこに毎日朝から篭りっきりになって、手を動かしながら、毎日毎日同じ顔ぶれでおしゃべりをしていました。
家族の話、友人の話、他愛のない世間話……。
しかし、このお花のバイトを始めて2年が経とうとする頃、職場の空気がじわじわと変わり始めました。
毎日同じメンバーで狭い部屋に閉じこもっていると、会話の内容がだんだんと、お花バイトの雇用者に対する「不満不平大会」になる日が多くなっていったのです。
「こんなに大変なのに、これっぽっちの給料なんて」
「あのチェックの仕方は厳しすぎる」
飛び交うネガティブな言葉の渦の中で、私はハッとしました。
(私はここで、何をしているんだろう……?)
毎日通って技術は上手くなっているはずなのに、一向に自分が向上している気分になれない。それどころか、ただ狭い部屋で不満を言い合うだけのこの環境に、ずっと身を置いていることに対して、胸の奥から数え切れないほどの不安が押し寄せてきたのです。
「私が本当にやれることって、本当にこれだけなのかな?」
「もっと自分が成長できる場所、もっと輝ける世界が、外にあるんじゃないのかな?」
毎日毎日、そんなことばかりを考えるようになりました。
このまま、1日500円の薄暗い部屋で愚痴を言いながら、自分の価値をすり減らしていくのは絶対に嫌だ。
このままじゃ、いけない――。
強い焦燥感に背中を押されるようにして、私はついに、それまで触れたこともなかった「派遣会社への登録」という次の一歩を踏み出すことに決めたのです。
――このお話は、さらに次回へ続きます!
おにぎりとゆで卵を持って1日500円を稼いでいた主婦が、外の世界へ飛び出したとき、一体何が待っていたのか。ぜひ次回の更新も楽しみに待っていてくださいね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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